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M3 2019春でゲットした作品 vol.1

平成最後のM3から早一週間ですが、ぼちぼち作品の感想を書いている方も居るので便乗して今回ゲットした作品の紹介でも。

ただ作品数が多いため一気に書くと長くなるので、まずはvol.1という形で一部紹介です。

Getover!!/六面の罠 [猫大樹]

jubeatやSoundVoltexにも楽曲を提供している新井大樹さん・猫体質さんのサークルで、毎度おなじみの東方アレンジCDです。
新井さんのサウンドはユーロトランス寄りの音作りが多く、キレのあるシンセサウンドが特徴なのですが、今回は新境地として"六面の罠"にてデジタルなロックを鳴らしています。これまでにないアレンジでいつも聴いている身としては面食らいましたが、バンド系ともテクノ系ともつかない絶妙なラインをついた楽曲になっていて非常にカッコイイ一作です。


神歌PARADE2 [猫大樹]

先ほどは東方アレンジの紹介でしたが、こちらはオリジナル曲を集めたアルバムです。"2"とタイトルにつけられている通り、神歌PARADEの流れを汲んでいるのですが、今作はコミカルさ(相変わらずの掛け合い)にどことなく懐かしさも感じるメロディが魅力的な一作です。

ただ、単純にノスタルジーに浸っただけではなく、"What? What? What?"や"ZERO gravity"の様な変化球や未来志向の楽曲もあり、通しで聴いたときのジェットコースター感は非常におススメです。


Gtm2 [Singerly]

元ZUNTATAのサウンドクリエイター、COSIOさんが関わっているサークルのアルバムです。タイトルやジャケットから溢れるマッスル感がインパクト強いですが、一曲目からディープなハードテクノトラックをぶちかましています。

前作は全編ストイックなハードテクノで固めていましたが、今作はオリジナル以外にも某有名曲のアレンジ?的な楽曲もあり、重たいキック&ベースを基本としながらも意外とバラエティ豊かな作品と感じました。(でも全編低音域の音が太くてマッスル感は強いのですがw)

ちなみに、1曲目は音ゲーの某曲を匂わせる雰囲気ですが…これわかる人いるのかな?w


2019 [MIDI BASS]

EDMクリエイター・DJとしても活動中の杉本卓哉さんによるリミックスワーク集です。寡聞なもので、オリジナルのトラックはまだ聴いていないうえでの感想になるのですが、元々キラキラとしたFuture Bass/Trapにワザあり!の方なのでシンセ類のきらびやかさは群を抜いている感じです。(記事を見ると結構歪みは使っているらしいのですが、そう感じさせない音作りはさすがの一言)

また、シンセだけでなく全体の音づくりもかなりレベルが高く、かなり空間を広く感じさせるミックスも特筆する点です。ヘッドホンで聞くとボーカルの前後感の処理などが異常にこだわっている事に気づくのですが、ヘッドホンだけではなく大きい箱で聴きたいな~と思わせてくれる作品です。


F M-808[音風楽房]

20代前半ながら80年代サウンドを再現した楽曲制作に定評のあるサカモトユウさんのコンセプトアルバムです。今作は架空のラジオ番組をイメージした流れになっており、イントロ曲から始まって締めの楽曲に至るまで一つの番組として成立しているあたり、相当にアレンジ練ったんだろうなぁ…と感服する出来栄えです。

楽曲的には個人的に3曲目の"飛行船"がオススメです。80年代云々ではなく、A~Bメロで少し抑え気味のアレンジとしながら、サビで一気に解放感のある雰囲気になるところはさすがの一言です。どことなくゆったりとした雰囲気は海辺を走りながら聴くには抜群のクオリティだと思います。

Special Narrative Journey×1 [akatsuki kyo]

バンドサウンドを全面に押し出したボカロ曲を中心に発表しているサークルの作品です。これまでの作品ではakatsuki kyo単体の作編曲でしたが、今回は様々なクリエイターとの合作を集めたお祭り騒ぎにふさわしいアルバムになっています。

合作の方法もかなり多岐にわたっており、編曲・作詞の参加やボーカル参加、果てはボカロ調声の参加など懐の広い作品になっています。そのせいか、アルバム全体もテクノポップからロック、アンティーク感を感じる曲(?)などジャンルレスな内容になっていますが、全体的に統一感があるのはakatsuki kyo監督のディレクションの賜物だなぁと思いました。特にラストはここまでのお祭り騒ぎを総括する、「これがやりたいんだ!」を強く感じる名曲だと思います。

ちなみに、このアルバムに僕も参加しておりまして、2曲目の「Be Cool」という楽曲にてアレンジを担当しました。楽曲の方はSpeed Core風味のあるHardcoreですが、監督の爽やかなメロディに合わせたハッピーなトラックに仕上がっていますので、まだ聴いていないという人はぜひチェックを!

しかし今聴きなおすと遅く感じるから、もっと速くしてよかったかも

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