今回は台風が近づいているという悪天候の中ながらも多くの方にお会いできて嬉しいばかりです。
(写真は今回入手してきた作品です、全部聴いている最中だけどぐっとくる作品ばかりです)
という訳で今回のM3では意外とみんな音楽バカだったw と感じる日でもあったのですが、そんな音楽バカの方々に応援されて続けているというのも事実であり、やっぱり続けていくのが一番だよな、と思っています。
…と、これだけだとM3楽しかったなぁ良かったなぁと終わってしまうので、サークル参加側としてちょっとした小話でも。
サークル参加側の視点
本来、M3自体は同人イベントであるため、極端な話をすれば「誰得?俺得。」な作品を作っても別に間違いではありません。そもそも同人って同じ趣味や志をもった人という意味だしね。なので、参加して展示する分にはこれだ!というルールはないのですが、やはりやるからには同じ趣味の人と会いたいし、そのためには多くの人に注目されるようにしたいよねと思うはずです(完全に閉じた世界でOKな人は除きますけど)。
となると、当然作品の質はもとよりスペースの魅せ方もかなり重要になってきます。これは考えてみれば当然な話で、
- 同じ趣味の人と会うには「会う機会」を作らねばならない
- 会う機会を作るには「接触するきっかけ」を作らねばならない
- 接触するきっかけを作るには「興味」を持たせねばならない
- 興味を持たせるには「気になるところ」を知覚させねばならない
正直、この4.を考えるのが毎回苦労する話で各サークルでここは工夫しているな~と感じます。今回、自サークルから見える範囲だと机上にモジュラーシンセを置いているサークルがあって、あそこは好きな人にとっては何よりも目立つだろうなぁと思いました。というか自分もかなり興味をそそられました。
とはいえ、さすがにそこまで奇抜なことをやるのもなかなか苦労するし何より物量が大変なことになります。なので、個人的なおススメ&コストのわりに結構効果があったなという方法は下記の二つです。
- CDを大量に平積みする
- ポスターを机の前、自分の背後に展示する
上の写真だと平積み分は少なめなのですが、大体こんな感じの展示をしていました。それぞれの効果を書きますと、
CDの平積み
「CDの平積み」は特にコストもいらず簡単にできる方法でした。ちょっとその分のCDを作るのが大変ですが、プレス発注を考えている人なら楽にできるかと。平積みすると何が良いかというと、見た目としてもインパクトがあるのと、上記の様に作品を見せる面積の比率を変える事で「これは新譜、これは準新譜、これは旧譜」といった見せ方がやりやすい事です。
来る方はやはり「新譜下さい」「新譜これですか?」と聞くことが多いのですが、やはり上の様にほとんどの面積を使って見せている作品はそのサークルの推し(大体は新作)とわかるので、パッと見た時に「あ、これがこのサークルのメインなんだな」と把握させやすい効果があると思います。
ポスターの展示
これは今年の夏コミから導入して効果を実感しています。特に、ジャケットイラストを凝っている方には非常に有効かと。やはり、ポスターでドン、と画像を載せるとちらちら見る人が多いんですよね。もちろん、見るだけで他へ移動する人も多いのですがうちのサークルではポスターを導入して以来、興味本位でもブースに近づいてくる人が多くなっています(んで、試聴に繋げていくと)。ポスター自体は特に大量に刷る必要はなく、専門業者にオンデマンド印刷を頼めば少量でも1枚2,3千円程度で作る事ができるので、これもまたコストの割には効果があった方法かなと思います。
ちなみに、一時期は上記に加えて「CDのひな壇展示」も考えていたのですが、これは同人活動の先輩に「あまり効果がない(というかポスターほど目立たない)からやらなくても良いよ」とアドバイスをもらったので、今は特にやっていません。ただ、旧作が増えてきたらカタログ的な魅せ方として導入も検討かなぁとは思っています。多分やらないだろうけど。
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